一度は読んでほしい!おすすめのファンタジー小説5選
いきなりですが皆さん、読書はお好きですか?
本というものは、現実では出来ないような疑似体験を、読者に提供してくれます。
ミステリー小説の、緊張感のある謎解き…
SFやファンタジー小説での未知の世界の冒険…
どれも現実では決して体験できないものです。
今回は僕が読んできた中でも、特に不思議で魅力的な世界の疑似体験をさせてくれた、オススメのファンタジー小説を5作品ほど、紹介していきます!
発行部数2000万部越え!
バンパイアの世界を描いた超大作のダークファンタジー
__あらすじ__
主人公ダレン・シャン少年は、偶然に奇怪なサーカスのチケットを手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、ダレンが正体不明のバンパイアと取り引きしたこととは…。
________「BOOK」データベースより
全12巻(+外伝1巻)となる大長編のファンタジー小説です。
ハリーポッター シリーズと並んで世界的にヒットしたファンタジー作品の代表とも言える作品のひとつですね。
僕にとっては読書好きになったきっかけとも言える作品です。
この作品は主人公のダレンと親友のスティーブの2人がシルク・ド・フリークというサーカスを見にいくことから始まります。
サーカスショーで登場した団員ラーテン・クラスプリーが操る、毒蜘蛛『マダム・オクタ』に興味を惹かれたダレンは、あろうことかこの毒蜘蛛を盗み出してしまいます。
盗み出したマダム・オクタに、サーカスで見たような芸を仕込み、それを披露しようとするダレンですが、誤ってスティーブがマダム・オクタに噛まれてしまうという事故が起きてしまいます。
ダレンは毒蜘蛛に噛まれてしまったスティーブを救うため、クラスプリーの元へ解毒薬を貰いに向かいますが、ダレンは解毒剤の代償として、バンパイアになってしまうのでした。
そしてダレンは、人間だった頃の日常を捨て、バンパイアとして生きていくことに…
というのが1巻のあらすじですが、ハリーポッターシリーズと比べると非常に展開が重い!
バンパイアとして生きるダレンを待ち受ける仲間との出会いと別れ…
過酷な展開の連続ですがその中で成長していくダレンの姿はとてもかっこいいです!
かなり長い作品ですが、思わず一気読みしてしまう程の魅力を持っている、推しの一冊です。
②「月の影 影の海」 小野不由美 著
十二国記シリーズの第1作目!
壮大な世界観から繰り広げられる和製ファンタジー
__あらすじ__
「お捜し申し上げました」―女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。
________「BOOK」データベースより
日本のファンタジー作品最高峰ともいえる作品です。
ごく普通の女子高生だった主人公の中嶋陽子は突如『ケイキ』という男性に、異世界へと連れて行かれます。
異世界に辿り着くなりケイキとはぐれてしまった陽子は現地の住人達へ助けを求めますが、ここから裏切りや苦難の連続。。。
加えて異世界に存在する妖魔と呼ばれる異形の怪物にも襲われる、地獄のような日々が続くことで、陽子は徐々に人間不信を募らせていきます。しかしある時に、楽俊(らくしゅん)という半人半獣と出会い、ここがどういう世界なのか、何故自分が異世界へと来ることになったのかぎ明らかになっていきます。
前半の、陽子がどんどん追い込まれていくシーンはかなり辛い展開ですが、後半にはそれをひっくり返すような爽快な展開が待っています。
ちなみに本作は十二国記シリーズの第1作であり、次作以降では他の主役たちの活躍も楽しむことができます。どれも間違いなく最高の作品なので、ぜひ読んでみてください!
失った家族を取り戻すための冒険
__あらすじ__
小学五年生の亘は、成績はそこそこで、テレビゲームが好きな男の子。大きな団地に住み、ともに新設校に通う親友のカッちゃんがいる。街では、建設途中のビルに幽霊が出るという噂が広がっていた。そんなある日、帰宅した亘に、父は「この家を出てゆく」という意外な言葉をぶつける。不意に持ち上がった両親の離婚話。これまでの平穏な毎日を取り戻すべく、亘はビルの扉から、広大な異世界―幻界へと旅立った!
________「BOOK」データベースより
2006年にはマンガ化、映画化を果たし、昨年280万部を突破した人気作品です。
普通の少年である主人公三谷亘(ワタル)が、離れ離れになった家族ともう一度やり直すために、なんでも願いが1つ叶えてくれるという女神に出会うため、幻界(ヴィジョン)を旅することになります。
上・中・下の3巻構成となる本作品ですが、上巻1冊近くをかけて、ワタルが冒険に出るきっかけとなった事件、冒険に出るまでの決意がとても丁寧に描かれています。
またその内容が、昼ドラも真っ青なドロドロした展開なんですよね…
父親が家族を捨ててある日突然、新しい女性と家庭をつくりたいと言って家を出ていく。
父親の「本当は娘が欲しかった」という発言。
母親の心中未遂と…
本当にひどい境遇だ。。。
そんな中、ワタルの隣のクラスに転校してきたミツルという少年から、ワタルは幻界のこと、そしてそこにはどんな願いも叶えてくれる女神がいることを教えられます。
ミツルもまた、どうしても叶えたい願いを秘めており、先に幻界へと旅立つのですが、彼を追う形でワタルもまた幻界へと足を踏み入れます。
冒険の始まりまではなかなか重たい展開ですが、この冒険の舞台となる幻界が、RPGの世界みたいな壮大な世界観で、とてもワクワクするんですよね。
ワタルは旅の道中で知り合った水人族のキーマ、ネ族のミーナと共に冒険をし、成長を遂げていくのですが、
一方のミツルは…
ワタルとミツル、2人は願いを叶えることができるのか、幻界の素敵な世界観と社会の無情さが混ざり合ってとても魅力的な作品となってます。
舞台は1000年後の日本、
超能力が確立された世界での子供たちの冒険
__あらすじ__
子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとは―。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる。
________「BOOK」データベースより
自然豊かな集落で生まれた主人公の渡辺早季。
"呪力"と呼ばれる超能力が使えるようになった彼女は、"全人学級"という、呪力を使いこなすための学校に通い始めるところから物語が始まります。
この呪力という力、、、使いこなすことができれば物体の操作は自由自在、他の生物は思うがままに操ることができ、意志一つで殺めることができる、、、そんな万能な能力です。
使いこなせなければ非常に危険な力であるため、子供たちは全人学級で呪力を使いこなす訓練を行なっていくのですが、、、
人類はどうやってこの力を取得したのか?
早季たち子供が集落の外に出られないのは何故か?
伝説上の怪物「悪鬼」と「業魔」とは何なのか?
物語が進むにつれ、幸せに見えるこの世界の恐ろしい真実が明らかになっていきます。
とても緻密な構成で作られた本作は、一度読み始めたら結末まで一気読みしてしまうこと必至の作品です。
不登校となった少女が迷い込んだ鏡の中の世界での出会い
__あらすじ__
どこにも行けず部屋に閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が集められていた。9時から17時まで。時間厳守のその城で、胸に秘めた願いを叶えるため、7人は隠された鍵を探す―
________「BOOK」データベースより
主人公の安西こころは、クラスメイトからのいじめが原因で不登校になっていました。
ある日、心の部屋にある鏡が光りだし、鏡の中にあるお城に招かれることで物語は始まります。
城には、狼の覆面を被った"オオカミ様"なる人物によりこころを含めた7人の中学生たちが集められていました。
オオカミ様が言うには、城の中には何でも願いを叶えられる『鍵』が存在し、見つけたものにだけ願いを叶える権利が与えられるとのこと。
この鍵を探す中、7人の間で築かれていく関係を主軸に、物語は展開していきます。
本作は、主人公がイジメに会い、苦しみながらも助けを求めている繊細な心理、親や担任の先生など、周囲の大人たちとの微妙な距離感と言ったものが非常にリアルで丁寧に描かれています。
主人公が考え、感じていることに共感して、物語へ没入してしまう方も多いと思います。
他の子供たちとの関わりの中で、こころの心境の変化・成長がとても魅力的に描かれており、とても魅力的な作品に仕上がっています。
こころ達7人は『鍵』を見つけ出すことができるのか?
皆を集めたオオカミ様の正体は?
物語のクライマックスでは感動間違いなしの展開が待っています!
今回はオススメのファンタジー5作を紹介しました。
今後もオススメの小説、マンガをどんどん紹介していきます!
ではまた!!